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[おすすめ]花森安治の仕事:デザインする手、編集長の眼

会場:世田谷美術館
会期:2017年2月11日(土)〜2017年4月9日(日)
評者:佐々木悠介
寸評: 『暮らしの手帖』を立ち上げ、長年編集長を務めた花森安治の展覧会に行ってきました。

 私なりにこの展覧会のポイントを列挙すると、まず、雑誌の編集という謂わば「メディア=媒体」を展覧会のテーマとして立てるということじたいが、極めて現代的で面白い試みであるということがあります。
 さらに、アーティスト=花森のデザイン・レイアウトを概観するという、テクスト&イマージュを研究対象とする者にとって興味をかき立てられる要素があります。
 そして、単に『暮らしの手帖』の花森にとどまることなく、戦時中の大政翼賛会での活動にまで踏み込んで取り上げているということが挙げられます。カタログでも「論稿」というよりは「記事」と呼ぶべき短いものではあるとしても、このテーマについてキュレイター寺本美奈子氏の文章が掲載されています。

 世田谷美術館らしい、新鮮で充実した展示であると思いますので、まだの方は是非御覧になることをおすすめします。
 カタログは2400円(ISBNのないもの)、紙質にも拘っていて、良質なものでした。


 展覧会を観た後に、書店で現在の『暮らしの手帖』を立ち読みしましたが、表紙のデザインを含めて、花森の時代と比べるとまったく次元が違う、かなりスケールダウンしたという印象でした。


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