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[おすすめ]明治のこころ―モースが見た庶民のくらし―



・会期:2013年9月14日(土)~12月8日(日)
・会場:江戸東京博物館
・評者:伊藤 由紀

大森貝塚の発見者エドワード・モースが日本滞在中に収集した日用品および陶器のコレクションを、著書『日本その日その日』(Japan Day by Day. 1917)の関連記述とともに紹介する展覧会。現在、日用品などの民族学資料はピーボディー・エセックス博物館に、陶器のコレクションはボストン美術館に収蔵されています。

取り上げられる資料の大部分は、万博出品の精緻な工芸品などとは一線を画する、ありふれた日用品です。かといって実用一辺倒というわけでもなく、動物モチーフなどのゆるーい装飾を施されたものがたくさん。明治10年頃の日本が、すでにこれほどの「ムダ」を許容する豊かな社会であったという事実に驚愕しました。

会場で強く感じたのは、モースが日本に向けた温かなまなざしでした。写真に捉えられた市井の人々がみなカメラに向かって屈託なく笑っていることも、彼が人々の中に溶け込んでいたことを窺わせます。

また、モースの本来の専門分野である貝にまつわるグッズが多数保存されている(貝をそのまま利用したお玉に、貝の形のおはじきや砂糖菓子まで!)のは、「研究者あるある」だなあ……と微笑ましく見ました。

カタログは青幻舎よりISBN付きの一般書籍として販売されています。

なお、江戸東京博物館では20周年記念として平成26年3月31日まで、常設展および過去の展覧会の図録、調査報告等出版物の一部を半額で販売中(在庫限り)だそうです。


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