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2013年1月 アーカイブ

2013年1月 8日

2011年度活動報告(2011年10月~2012年9月)

・メンバー:
[2011年度委員](敬称略)
堀江秀史(委員長)、伊藤由紀(副委員長)、川辺和将(副委員長)
林久美子、任ダハム、辛重官、松尾梨沙、藤田千紘、倉員宏明、佐藤弥生、中村真衣子
・相談係:安藤智子、李ヒョンジュン、佐々木悠介、手島崇裕
・駒場美術博物館:安永麻里絵
・今橋先生研究室アシスタント:坂田亜希子

・会議月日・活動報告:

2011年
10月4日:新年度引き継ぎ会
 議題
1. 委員会の性格・仕事内容の紹介
2. 役決め
3. 震災影響調査(2010年度実施)をどのように活かしていくか
4. 調査票の今後について

10月その他:引き継ぎを各自進める。

11月4日:第1回 委員会ミーティング
 議題及び決定事項等
 1. 引き継ぎ状況確認
 2. ブログ活用検討                     
 3. 展覧会評推薦者選定
 ⇒以下の展覧会を、評の候補として挙げる。それに適した評者には別途打診を始める。
  ・「生誕125年記念 萩原朔太郎」展(世田谷文学館)2011/10/08-2011/12/04
  ・「谷川俊太郎と絵本の仲間たち 堀内誠一・長新太・和田誠」(ちひろ美術館・東京)
    2011/10/26-2012/01/29
  ・「瀧口修造とマルセル・デュシャン」(千葉市美術館)2011/11/22-2012/01/29
  ・「渋谷ユートピア1900-1945」(渋谷区立松涛美術館) 2011/12/06-2012/01/29
  ・「日本の裸体(改め「脱ぐ絵画」)」(東京国立近代美術館(本館))2011/11/15-2012/01/15

11月その他:
ブログ活用に関して、「ブログ管理」の林久美子氏、「ブログ企画」の藤田千紘氏、佐藤弥生氏を中心に、継続的な改革の検討が始まる(~2012年9月)。

改革済み内容は以下。
―――――――
○カタログ評委員会ブログの変更状況について(2011‐12年度) 作成:藤田千紘

【これまでの変更点】

①カテゴリの分類(2011年11月)
記事の一覧表示画面で、展覧会寸評と美博情報が混在していたのを修正。
現在は、東大比較文學會トップ→掲示板→展覧会・カタログ評院生委員会
(/catalogue.php)
で全記事の新着情報が表示される。
また、上記のページから、さらに→展覧会寸評
(/exhibition_review.php)
へ進むと、寸評のみの新着情報が表示される。

②記事へのタグ付け(2011年12月~)
各記事の内容に沿って、[寸評][美博][おすすめ]のタグを付与。
(過去の記事も遡ってタグ付け済み)

[寸評]…従来の展覧会寸評
[美博]…美博からの新着資料情報など
[おすすめ]…新カテゴリ。3~5行くらいの短い記事。展覧会紹介など

③投稿フォーム但し書きの変更(2012年5月)
従来「東大比較文学会会員のみ投稿が可能です。」
→現在
「東大比較文学会会員および東大比較文学比較文化研究室所属の院生のみ投稿が可能です。」

④ホームページ仕様変更企画書の作成(2012年5月)
ホームページの仕様変更について企画書案(※別紙)をまとめ、今橋先生へ提出。

⑤比較MLでのブログ更新情報通知(2012年6月~)
ブログの更新情報を比較MLに投稿し、周知を図る。
―――――――
以上、ブログに関する変更点。その他、次年度以降も改革を継続中。

12月4日:関連企画見学(「シンポジウム 展覧会カタログを斬る」 於国立新美術館)
当委員会にも関係の深いテーマに関して、今橋映子先生はじめ有識者による講演と討議が行われ、委員の多くが聴講した。

12月その他:
駒場美術博物館担当者へ新所蔵資料のリクエストを提出。


2012年
3月1日:第二回委員会ミーティング
 議題及び決定事項等
 1. 2012年度展覧会調査に使うエクセル表の仕様について
  ⇒ 昨年度(2010-11年度)に抜本的な票の改革が行われたが、それをどのように引き継いでいくかについて、話し合いが持たれた。従来版(昨年度以前)は、エクセルについて、基本的なノウハウのみが用いられており、引き継ぎが比較的容易に行えることが魅力であったが、新票(2010-11年度)は、各委員の調査結果を集計する際の作業量が少ない(時間的に早くできる)点に魅力がある代わりに、割り振り担当者と取りまとめ担当者(美術博物館担当者)に高度なエクセルの技術が求められるという問題(今期委員会のみならず、今後どのように引き継いでいくかという問題)があった。会議の結果、集計作業の簡便化には相当な利点があると判断されたため、以下の通り、新票を作成者である刀根、古舘両氏に票の簡素化等を施して頂いた上で、新票を引き継いでいくこととなった。
○簡素化内容
 ・削除項目:「震災影響」、「会期関係特記事項」、「イベント」、「内部伝達事項」
 ・変更項目:「副題」入力欄の位置変更、「特設ページ」を「参考URL」と名称変更
 ・保留項目:「キーワード」
※「キーワード」は、統計上の有効性が考えにくい点から削除の案が出るも、とりあえず今期は使用しないこととし、今後の使用の判断はその都度の委員会に委ねることとした。
○マニュアルの変更内容
・昨年配布された二種類の入力者用マニュアルを一つに統一。
・今後、館を追加(あるいは削除、変更)する必要が生じた場合、そのときの担当者が確実に変えられるよう、担当者用マニュアル(「展覧会情報の集計」や「キーワード集計」も含めたもの)を作成してもらう。
※なお、今年度はこのように判断したが、将来万一不都合が生じたときのために、従来版は委員長が元データを代々引き継いでいくこととする。

 2. 震災影響に関して ⇒ 昨年度に行われた特別な調査は、今年は行わないということに決まる。なお、昨年度に集まったデータは、今橋先生に内容を見て頂き、今後の動向を判断して頂く。

 3. 『比較文学研究』展覧会・カタログ評欄の今期委員会推薦者 ⇒ 以下の二名に決定。
 ・98号 金志映さん(小) 世田谷文学館 「生誕125年 萩原朔太郎」展
 ・99号 任ダハムさん 松濤美術館「開館30周年記念特別展渋谷ユートピア1900-1945-帝都 をのぞみ、武蔵野に棲む-」展

 4. 東大比較文学会寸評ブログ活性化企画      

4月3-4日:比較文学比較文化コース 新入生オリエンテーション
  オリエンテーション内で委員会の説明、懇親会では新入生の勧誘を行う。オリエンテーション2日目には、新入生と共に駒場美術博物館および、カタログ資料室の見学を行った。

4月10日-24日: 2012年度展覧会調査

5月: 展覧会調査の結果を美術博物館担当者が集計、完成した表を各方面へ送付、共有。

7月:比較院生専門分野アンケートの実施、送付。

10月4日:新年度引継ぎ会
委員長・古舘遼氏、副委員長・西田桐子氏、岩瀬慧氏の新体制で発足。

12月21日:東大比較文学会総会にて、活動報告。

2013年1月19日

[寸評]生誕100年 松本竣介展

・会期:2012年11月23日〜2013年1月14日
・会場:世田谷美術館
・評者:太田 直樹

去る1月12日(土)、カタログ委員会企画、第二回展覧会見学会にて、「生誕100年 松本竣介展」に訪れた。画家の知名度に加え、会期の最後の連休であったことから、展覧会は非常に盛況を博しており、各作品の前に人だかりができるほどに賑わっていた。
この生誕100周年記念である本展では、油彩・約120点、素描・約120展、書簡等資料・約180点を、世田谷美術館の一階二階のスペース全てを用いて展示しており、対象の画家自体の規模の大きさが示唆されている。また、その展示構成も、時系列に加え、人物、風景といった作品テーマごとにも区分されており、竣介の作品群の多彩さを一目で感じさせる構成となっている。
さて、作品を一つ取り上げるならば、やはりこの展覧会のテーマともなっている《立てる像》であろう。本展では、この作品に向かって左側に《画家の像》、右側に《三人》及び《五人》と、時期が近く類似したテーマの作品が一望できるようになっている。特に、《画家の像》と《立てる像》とは、一見すると非常に類似した作品のように思われるが、ここに大きな転回があるように感じられる。
《画家の像》では、小さな人々や都市、戦争前夜を意識させる赤褐色の不穏な空気を背景に、それらを受け止めるかのように、大きな男が肩を張って立っている。その表情はやや堅く、少し厳しさのようなものを感じさせる。それに対し、《立てる像》では、人々や建造物が小さく描かれている点は同じであるが、それらは、はるかに広大な空に圧倒されている。そして、無限に広がる空、あるいは無限に続く道の真ん中に、大きな男は肩を下ろし、自然体で立っている。その表情は決して呆然を意味するものではなく、広がる世界、可能性を見据え、切り開いていこうとする強い眼差しを感じさせる。戦時中という厳しい状況において、あるいは厳しい状況であったからこそ、それ以上に広がる可能性に向かって行く姿勢、それこそが、36歳で夭折しながらも、文芸活動も含め多岐にわたる豊かな作品群を残すことに繋がったのだと、《立てる像》を目の前にして思われた。
前述のように、今回の展覧会は、個人ではなく見学会という企画の形で参加させていただいた。そのため、展覧会を観終わった直後に、友人あるいは先輩方と話させていただくことができ、展覧会の印象が深められたと同時に、美術は門外漢である私にとっては非常に学ぶことの多い見学会であった。このような機会があれば、今後とも参加していきたい。

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