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2010年3月 アーカイブ

2010年3月 2日

[美博]カタログ資料室 2月購入/寄贈資料

・会期:
・会場:
・評者:

【購入】
・japan 蒔絵 ―宮殿を飾る 東洋の燦めき― サントリー美術館
・智証大師帰朝1150年、狩野光信没後400年 特別展国宝 三井寺展 サントリー美術館
・小倉遊亀展 兵庫県立美術館
・オルセー美術館展 長崎県美術館
・束芋 断面の世代 横浜美術館
・素朴美の系譜 渋谷区立松濤美術館
・麗しのうつわ 出光美術館
・中国の陶俑――漢の加彩と唐三彩 出光美術館
・石井桃子展 世田谷美術館
・杉浦非水展 宇都宮美術館ミュージアムショップ
・Kuniyoshi - From the Arthur R. Miller Collection Royal Academy of Arts
・The Sacred Made Real: Spanish Painting and Sculpture 1600-1700 
 National Gallery London
・Towards Modern Art: From Puvis De Chavannes to Matisse and Picasso
・Thomas Demand
・A Feast of Wanders

【寄贈】
・魚住誠一写真展 ブロムオイルの美学 1920's-1930's 渋谷区松濤美術館
・野島康三 作品と資料集 渋谷区松濤美術館
・庶民の願い・絵師の技 江戸の幟旗 渋谷区松濤美術館
・没後90年 村山槐多 ガランスの悦楽 渋谷区松濤美術館
・台湾の心・台湾の情 廖修平・江明賢二人展 渋谷区松濤美術館

2010年3月 9日

[美博]新着カタログコーナー3月配架本1

・会期:
・会場:
・評者:

japan 蒔絵 ―宮殿を飾る 東洋の燦めき― サントリー美術館
"智証大師帰朝1150年、狩野光信没後400年 特別展
国宝 三井寺(みいでら)展" サントリー美術館
小倉遊亀展 兵庫県立美術館
オルセー美術館展 長崎県美術館
素朴美の系譜 渋谷区立松濤美術館
石井桃子展 財団法人 世田谷美術館
杉浦非水展 宇都宮美術館ミュージアムショップ
野島康三 作品と資料集 渋谷区松濤美術館
庶民の願い・絵師の技 江戸の幟旗 渋谷区松濤美術館
台湾の心・台湾の情 廖修平・江明賢二人展 渋谷区松濤美術館
長谷川等伯展 東京国立博物館
Kuniyoshi - From the Arthur R. Miller Collection Royal Academy of Arts
The Sacred Made Real: Spanish Painting and Sculpture 1600-1700
Towards Modern Art: From Puvis De Chavannes to Matisse and Picasso
Thomas Demand

2010年3月23日

[美博]新着カタログコーナー3月配架本2

●最近の展覧会
ターナーから印象派へ 府中市美術館
柴田是真の漆絵 三井美術館
魚住誠一写真展 ブロムオイルの美学 1920's-1930's 渋谷区松濤美術館
フランス映画ポスターの世界 東京国立近代美術館フィルムセンター


●過去の展覧会
肖像の100年 ポーラ美術館
庭園の記憶 松戸市教育委員会
神話―日本美術の想像力 奈良県立美術館
近代の東アジアイメージ 豊田市美術館ミュージアムショップ
おん祭と春日信仰 奈良国立博物館

2010年3月26日

[寸評]Les ballets russes 「バレエ・リュス」展

・会期:2009年11月24日〜2010年5月23日
・会場:Bibliothèque - musée de l'Opéra(フランス国立図書館オペラ座館)
・評者:林 久美子

昨年はバレエ・リュス初公演から数えて100周年ということで、世界各地で記念イヴェントが開催されたようですが、パリでも昨年12月にオペラ・ガルニエで、3月初めにはシャンゼリゼ劇場でバレエ・リュスの公演が行われました。バレエ公演の方も是非見に行きたかったのですが、やはり大変な人気のようで、気づいた時にはすでにどちらも完売という有様でした。ただオペラ座内では、5月23日まで「バレエ・リュス」展が開かれていますので、こちらの内容をお知らせします。

こちらは、バレエ・リュス100周年と、2010年がフランスーロシア交流年であることを記念して、フランス国立図書館所蔵資料を中心に100点ほどの作品を展示したものです。ダンサーや舞台背景を描いたデッサンや版画、ドビュッシーらの自筆楽譜、ダンサーの写真など、比較的小振りなものが多く展示されている中で、やはり人目をひいていたのは《シェエラザード》と《春の祭典》の衣裳です。10点ほど展示されていましたが、鮮やかな飾りが丁寧に縫い付けられている様子を間近に見ることができます。また、個人的に気に入ったのはニジンスキー自身によるデッサンです。展示されていたのは4点だけでしたが、彼が少しずつ狂気に冒され始めた頃に描かれたもので、ほとんど曲線のみで構成された、単純で素朴な感じのパステルの女性像が印象に残りました。

展示構成は「ディアギレフのパリデビュー(1907ー1909)」「ディアギレフとロシア人コラボレーター(1910ー1917)」「パラード(1917)」「国際的アヴァンギャルド(1917ー1929)」「ロシア人造形家の復帰」と5つに分けられ、バレエ・リュスの20年間の流れを一通り概観するものとなっていましたが、展示スペースが狭いためか構成が分かりにくく、時間的流れはあまり感じられませんでした。
私は元々フランスにおける東洋趣味に興味があったため、バレエ・リュスといえば、レオン・バクストらによるオリエンタルでエキゾチックなイメージしか持っていなかったこともあり、今回の展示で最も驚かされたのは「パラード」です。それまでのロシア色を脱し、前衛芸術家たちとのコラボレーションへと大きく変化する転換点ともなった《パラード》は、コクトーの台本、サティの音楽、そしてピカソによる舞台装置と衣裳ですが、絢爛豪華な《シェエラザード》の衣裳を見た後に、《パラード》の箱ロボットとも言えるような奇天烈な衣裳を見ると、バレエ・リュスの持つ幅の広さとわずか数年での大きな変化に驚かざるを得ません。

カタログは、かなり展示内容とはかけ離れていて、別物と考えた方がよいほどです。両者があまりに異なり、少し気にかかることなどもあったため、再度見学に行っていたりして、ここに投稿するのも遅くなってしまいました。15本にも及ぶテキストが中心で、その中に図版が212点織り込まれるという構成ですが、展示にはなくカタログのみ掲載の図版はもちろんのこと、展示されていたものでもカタログには掲載されていないものもかなりあるようです。展示リストなどもありません。これは展覧会自体、フランス国立図書館のコレクション紹介の意味合いが強いことや、図版を国立図書館所蔵品のみに限っていることに大きな理由があると思います。それにしても、ニジンスキーのデッサンは国立図書館所蔵なのですが、なぜかカタログには掲載されておらず、残念です。またカタログ付録として「バレエリュスに関するダンサー及び写真家」事典、「バレエ・リュス公演」一覧のとても詳細なものが付されていて、バレエ・リュス研究には有用なのではないかと思います。

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