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[寸評]Euro Visions

・会期:2007年3月9日〜2007年7月1日
・会場:ブリュッセル王立美術館
・評者:佐々木 悠介

2005年の9月から10月までポンピドゥーセンターで開かれた展覧会の巡回だそうで、カタログも共通です。今回は、このところブリュッセルで続いている「ヨーロッパ」関連企画の一部として4か月に渡って開かれていました。マグナム(エージェンシー)の写真家たちが、新しくEUに加わる国を撮った写真の展覧会で、たとえばスティール=パーキンスの撮ったスロヴァキア、マルティーヌ・フランクの撮ったチェコといったように、一つの国の写真はすべて一人の写真家によるものです。
新しい「ヨーロッパ」を撮るということ以外にコンセプトはなく、写真家のスタイルから、選ばれている対象、展示の方式(フォーマットや、カラー/白黒の別など)もそれぞれ違って、寄せ集めという印象を与えるのは免れませんが、そもそも写真家によって対象に対する目の向け方、距離の置き方、表現の仕方は全く違うのだということをそのままさらけ出してくれるところに、この展覧会の面白みがあるのかもしれません。
知らない写真家も多かったので、何か新鮮なものはないかという純粋な興味で観に行ったのですが、結局のところフランクは上手いな、という印象を持ってしまったのは少し拍子抜けの感もあります。曲線と直線の複雑に入り交じった忙しい構図によって、動きのない静かな対象を撮っていながらも、画像全体にエネルギーが生まれています。そして他の写真家の写真と並べると、その特性がひときわ際立って見えるように思いました。


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